
ママ、愛してる
第5章 瀬戸内
海水浴は、楽しかった。
ボートを借りて沖へ出たり、砂浜でビーチボールバレーを楽しんだり。
水泳は、由香の方が上手くて、競争をしても絶対に勝てなかった。
それでも、太陽の元で身体を動かして、心も軽くなった気がした。
あっという間に時間が過ぎて、夕暮れが迫ってきた。
「そろそろ戻ろうか」
由香に言われて、ホテルに向かって砂浜を歩きはじめたとたん、
由香がいきなりその場にうずくまった。
「由香?!」
僕が覗き込むと、額から汗が吹き出している。
「大丈夫?どこかで横になる?」
僕は辺りを見回した。
さっきクレープを食べた海の家の前に、ベンチがあった。
肩を貸して立たせようとするが、由香は動けない。
僕は由香の前にしゃがんで言った。
「由香、おぶっていくからつかまって」
由香が僕の首に腕をまわし、つかまった。
お尻の下に手を回して、背負う。
「大丈夫?」
由香に声を掛ける。
「うん、大丈夫。ごめんね」
「何を言ってるんだよ。ベンチまでもうすぐだから、頑張ってね」
テントの影になっているベンチに由香を寝かせ、海の家で冷水をもらう。
身体を少し起こして、水を飲ませると、少し落ち着いたようだ。
しばらく寝かせていると、汗も引いて血色も良くなってきた。
30分ほど休むと、由香は自分で起き上がった。
「ごめんね、幸介」
「大丈夫なの?」
「ええ、すっかり。急に暑い所で動いたから、軽い熱中症になったみたい」
「とりあえず、病院に行ってみよう」
僕は勧めたが、由香は首を振った。
「大丈夫だって、ほら」
由香は立ち上がって、跳び跳ねて見せた。
豊かなバストが、ジャンプに合わせて揺れるのが眩しかった。
ボートを借りて沖へ出たり、砂浜でビーチボールバレーを楽しんだり。
水泳は、由香の方が上手くて、競争をしても絶対に勝てなかった。
それでも、太陽の元で身体を動かして、心も軽くなった気がした。
あっという間に時間が過ぎて、夕暮れが迫ってきた。
「そろそろ戻ろうか」
由香に言われて、ホテルに向かって砂浜を歩きはじめたとたん、
由香がいきなりその場にうずくまった。
「由香?!」
僕が覗き込むと、額から汗が吹き出している。
「大丈夫?どこかで横になる?」
僕は辺りを見回した。
さっきクレープを食べた海の家の前に、ベンチがあった。
肩を貸して立たせようとするが、由香は動けない。
僕は由香の前にしゃがんで言った。
「由香、おぶっていくからつかまって」
由香が僕の首に腕をまわし、つかまった。
お尻の下に手を回して、背負う。
「大丈夫?」
由香に声を掛ける。
「うん、大丈夫。ごめんね」
「何を言ってるんだよ。ベンチまでもうすぐだから、頑張ってね」
テントの影になっているベンチに由香を寝かせ、海の家で冷水をもらう。
身体を少し起こして、水を飲ませると、少し落ち着いたようだ。
しばらく寝かせていると、汗も引いて血色も良くなってきた。
30分ほど休むと、由香は自分で起き上がった。
「ごめんね、幸介」
「大丈夫なの?」
「ええ、すっかり。急に暑い所で動いたから、軽い熱中症になったみたい」
「とりあえず、病院に行ってみよう」
僕は勧めたが、由香は首を振った。
「大丈夫だって、ほら」
由香は立ち上がって、跳び跳ねて見せた。
豊かなバストが、ジャンプに合わせて揺れるのが眩しかった。
