ママ、愛してる
第5章 瀬戸内
浴室の明るい光の下で見ると、僕の下腹部から太ももにかけて、ベッタリと血がこびりついていた。
シャワーで洗い流しながら、考える。
由香は本当に僕が好きでバージンを捧げてくれたのだろうか?
それとも、ママに拒絶されて、ヤケになったのか?
いくら考えても、由香の本当の気持ちはわからなかった。
浴室から出ると、由香はベッドの端に座ってビールを飲んでいた。
「結構汚れてたね。ごめんね」
「何で由香が謝るんだよ。由香がバージンだって知らなかった僕のせいだ。
大学生になって、てっきり彼氏が出来て、それで大人っぽくなったって思ってた」
「何言ってるの?見かけだけで処女かどうかなんてわかるはずないじゃない」
「でも・・・、由香はママを愛してるんだろ?
もし、純粋に僕を愛していてくれて、バージンを捧げてくれたのだったら、こんなに悩まなかった」
由香は少し考えて、僕に言った。
「あたし、幸介を好きだよ。絢子ママも愛してた。
昨日ね、一人になってから考えたんだ。
あたし何でママにあんなこと言ったんだろうって。
確かに、絢子ママが好きで、喫茶店のバイト続けてきた。幸介が小学校だった頃は、多分絢子ママを愛してた。
恥ずかしいけど、絢子ママに抱かれる自分を妄想して、自分で慰めてた。
幸介のこと、ただのマザコンだと思ってたから、おっぱいすり付けてからかったりしてた。
でも、幸介の絢子ママへの気持ち、全然変わらなかったよね。
それを見てて、何だか気になってきたの。
こんなに一途に人を愛せるのかって。
高校に合格して、とうとう絢子ママと関係が出来たよね。
一目見てわかった。
かなりショックだったな。
でもね、あたしは絢子ママを愛してるって言い聞かせて、ずっと過ごしてきたの。
でも、我慢の限界だった。
昨日、何であんなことを言ったのか、自分でもわからない。
絢子ママと愛し合ってたら、幸介とずっと一緒に居られると思ったからかな。
そうじゃなければ、6歳も年上のあたしに、幸介が振り向いてくれるなんて思えないもの」
由香はそこまで言ってビールを一口飲んだ。
シャワーで洗い流しながら、考える。
由香は本当に僕が好きでバージンを捧げてくれたのだろうか?
それとも、ママに拒絶されて、ヤケになったのか?
いくら考えても、由香の本当の気持ちはわからなかった。
浴室から出ると、由香はベッドの端に座ってビールを飲んでいた。
「結構汚れてたね。ごめんね」
「何で由香が謝るんだよ。由香がバージンだって知らなかった僕のせいだ。
大学生になって、てっきり彼氏が出来て、それで大人っぽくなったって思ってた」
「何言ってるの?見かけだけで処女かどうかなんてわかるはずないじゃない」
「でも・・・、由香はママを愛してるんだろ?
もし、純粋に僕を愛していてくれて、バージンを捧げてくれたのだったら、こんなに悩まなかった」
由香は少し考えて、僕に言った。
「あたし、幸介を好きだよ。絢子ママも愛してた。
昨日ね、一人になってから考えたんだ。
あたし何でママにあんなこと言ったんだろうって。
確かに、絢子ママが好きで、喫茶店のバイト続けてきた。幸介が小学校だった頃は、多分絢子ママを愛してた。
恥ずかしいけど、絢子ママに抱かれる自分を妄想して、自分で慰めてた。
幸介のこと、ただのマザコンだと思ってたから、おっぱいすり付けてからかったりしてた。
でも、幸介の絢子ママへの気持ち、全然変わらなかったよね。
それを見てて、何だか気になってきたの。
こんなに一途に人を愛せるのかって。
高校に合格して、とうとう絢子ママと関係が出来たよね。
一目見てわかった。
かなりショックだったな。
でもね、あたしは絢子ママを愛してるって言い聞かせて、ずっと過ごしてきたの。
でも、我慢の限界だった。
昨日、何であんなことを言ったのか、自分でもわからない。
絢子ママと愛し合ってたら、幸介とずっと一緒に居られると思ったからかな。
そうじゃなければ、6歳も年上のあたしに、幸介が振り向いてくれるなんて思えないもの」
由香はそこまで言ってビールを一口飲んだ。