テキストサイズ

誓いのガーランド

第17章 花畑の来訪者 5

「おいおい、永山、最初からそれはきついんじゃないの?」

助手席の男が煽るように、鼻で笑いながら声をかける。

花実は震えながらも、永山を睨みつけた。

……バチン!!!

同じところを、もう1発殴られる。
殴られたことに対して、反応しないでいるとすぐに、

「ごめんね、花実」

と謝って、抱きしめてくる。

なんなんだ、この男は。
わたしを今さらどうしたいのだろう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ