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誓いのガーランド

第23章 ひかりの輪 1

「もう帰ろうか?」

5分少々歩いたところで、楓は花実の体調を気にして、声をかけた。
相変わらずずっと裾を握ったままで、頷く。
来た道をゆっくり戻って、家の中へ入った。



花実はかなり大量の汗をかいていた。
家に入ってからも、呼吸が乱れている。
花実は、靴を脱いで上着を着替えると、ソファに横になって目を閉じてしまった。

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