テキストサイズ

誓いのガーランド

第26章 ひかりの輪 4

「君が花実の友だちか。近くでみたことなかった。アレルギーさえなければ、俺も触るのにな」

そう言うと、楓はまたくしゃみをひとつ。
花実はそんな楓の様子を笑いながら彼の前にしゃがみこんだ。

「何してたの?」

花実は楓の手元を覗き込む。
彼が手に持っていたものを見て、大きく目を見開いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ