テキストサイズ

誓いのガーランド

第6章 繋がる輪 5



後ろからきっと角村が来るはずだ。



そうは思っていたものの、花実は振り返ることができなかった。

「宇吹さん」

花実がちょうど、自動ドアをくぐって、建物を出た時、角村が後ろから声をかけた。

角村も同じことを思っていたのだろう。


「あ、角村くん」


なるべく、自然に振り向こうとした花実の表情は、少しだけ固かった。

花実に、角村が追いつく。

2人はポツポツと仕事の話をしながら、駅までの道のりを歩いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ