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誓いのガーランド

第2章 繋がる輪 1

最後のページをめくる。

あとがきに手書きで描かれた赤葉のキャラクターは、おどけたような表情の猫だった。

『ガーランド』の余韻を拭いきれず、本を閉じるのをためらわれている。
もう一度、漫画をパラパラとめくって閉じると、枕元に置いて、短く息をついた。



読んだ後、抑えきれずに1人でに秘部をなぞることがある。今日も例に漏れず、下半身の方へ手を伸ばした。
触った時にはもう、下着の中は熱くぬるぬるとした液体で、満ち溢れていた。
堪らず、蕾をそっと刺激しながら、秘部の割目に指を這わせて、差し込んだ。
もっと、もっとと自分の中にあるものが、花実の快感を簡単に突き上げてくるーー。

花実が元彼と別れてから、もうすぐ2年経とうとしている。
こんなことしてないで、次の恋愛しなくちゃ。とは思うのだが、なかなかその次が来ない。

花実は果てた後に、いつまで自分で慰める生活が続くのか、自分の将来を案じながら眠りに落ちていった。

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