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誓いのガーランド

第10章 花冠の代わりに 3




「宇吹さん、嘘は良くないです」



突然の敬語にドキッとする。
花実がはっとして隣にいた彼を見上げる頃には遅かった。
彼に手を引かれて、ベッドに連れ込まれる。
これから……
花実はこれから起こることに、ドキドキしながら、仰向けに寝かされる。

角村が花実の上にのしかかった。
彼の体格には絶対に敵わない花実は、動かずに、静かにことを受け入れる準備をした。
体の奥の方が、きゅんっと引き締まる。

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