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ユリの花咲く

第3章 新人がきた

オムツのマジックテープを外して見ると、太ももからお尻の方にまで軟便が拡がっていた。

私は、パッドで便を包んで、ビニール袋に入れる。
オムツの汚れていない部分で、体に付着した便を取り、
大判のお尻拭きでキレイに拭いていく。

性器の襞の中に入り込んだ便も、お尻拭きを取り替えながら、キレイにしていく。

「うわべだけじゃなく、ヒダヒダの奥まで、キレイにしてあげてね。
汚れたままだと、膀胱炎になりやすいから」

あらかたキレイになったところで、お湯を掛けながら、陰部を洗い流していく。
指で拡げて、奥の方まで丁寧に洗う。

もう一度、お尻拭きで拭き取って、足を持ち上げ、汚れが残ってないかチェック。

千鶴さんを右向きにして、
汚れたオムツの左半分を巻き、
右半分をクルクルと巻いた新しいオムツをお尻の下にあてがう。
今度は左向きにならせて、
汚れたオムツを抜き取り、
新しいオムツの巻いた部分を伸ばす。

これで交換は完了。
パッドを真ん中に置いて、オムツを装着すれば完了である。

赤ちゃんの場合は、両足を持ち上げて交換したりするが、成人の場合、それは難しい。

交換したあと、ズボンを履かせて、車椅子に移乗すれば完了だ。

「じゃあ、千鶴さんをフロアーに連れていってね」

黒木に託して、私はゴミの片付けをした。

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