ユリの花咲く
第3章 新人がきた
「どうでした?だいたいのやり方はわかりました?」
私は黒木に確かめる。
「はい、大まかには・・・」
黒木は自信なさそうに答えた。
「失礼ですけど、黒木さん今までご結婚は?」
私は訊ねた。
自分の子供を育てた事があれば、随分ハードルは下がるのだけれど、黒木は
「ずっと未婚です」
と答えた。
「じゃあ、慣れるまではちょっと大変ですね」
だが、こればかりは、慣れてもらうしかない。
「とにかく、おやつのあと、一度やってみましょうね。ゆっくりで構わないですから」
黒木はやはり、自信はなさそうであった。
その気持ちは、私にもよくわかる。
私自身、子育ての経験はないから、オムツなど触れることもなかった。
それに、あかの他人の恥部を拡げて、洗うことなど、他の仕事ではありえない。
黒木はどの程度女性との経験があるのだろうと、私は思った。
私には、男の感覚はわからない。
が、ちょっと興味津々だった。
例え相手がおばあさんでも、アソコを見てドキドキしたりするのかな?
早見拓也に教えた時は、そんな事は余り考えなかった。
ああいう性格だから、わりとあっけらかんとして私の説明を聞いていた。
終わったあと、
「ボク、あんなにじっくり見たの、初めてっすよ!」
「おばあちゃんでも、やっぱり見られたら感じるんですかねえ?」
とか、
「仕事でも、臭いものは臭いっすねえ!」
などと、結構露骨に感想を言ったが、
不思議と嫌らしさはなかった。
それを聞いていた佐久間さんは笑い転げて、
「じゃあ、拓也く~ん、私のも見てぇ!」
などと、冗談を言うと、
「それだけは許して下さい!
でも、佐久間さんがここに来てくれたら、オムツ換えてあげますよ!
じっくり観察しながら」
拓也も、冗談で返していた。
私は黒木に確かめる。
「はい、大まかには・・・」
黒木は自信なさそうに答えた。
「失礼ですけど、黒木さん今までご結婚は?」
私は訊ねた。
自分の子供を育てた事があれば、随分ハードルは下がるのだけれど、黒木は
「ずっと未婚です」
と答えた。
「じゃあ、慣れるまではちょっと大変ですね」
だが、こればかりは、慣れてもらうしかない。
「とにかく、おやつのあと、一度やってみましょうね。ゆっくりで構わないですから」
黒木はやはり、自信はなさそうであった。
その気持ちは、私にもよくわかる。
私自身、子育ての経験はないから、オムツなど触れることもなかった。
それに、あかの他人の恥部を拡げて、洗うことなど、他の仕事ではありえない。
黒木はどの程度女性との経験があるのだろうと、私は思った。
私には、男の感覚はわからない。
が、ちょっと興味津々だった。
例え相手がおばあさんでも、アソコを見てドキドキしたりするのかな?
早見拓也に教えた時は、そんな事は余り考えなかった。
ああいう性格だから、わりとあっけらかんとして私の説明を聞いていた。
終わったあと、
「ボク、あんなにじっくり見たの、初めてっすよ!」
「おばあちゃんでも、やっぱり見られたら感じるんですかねえ?」
とか、
「仕事でも、臭いものは臭いっすねえ!」
などと、結構露骨に感想を言ったが、
不思議と嫌らしさはなかった。
それを聞いていた佐久間さんは笑い転げて、
「じゃあ、拓也く~ん、私のも見てぇ!」
などと、冗談を言うと、
「それだけは許して下さい!
でも、佐久間さんがここに来てくれたら、オムツ換えてあげますよ!
じっくり観察しながら」
拓也も、冗談で返していた。