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ユリの花咲く

第4章 夜勤

私は、みんなを召集して、ミーティングを開催した。

佐久間さんは、ゴールデンウィーク明けに連休を作るということで、その期間は休みは要らないと引き受けてくれた。

深津さんは、ご主人がゴールデンウィークは休みなので、2泊3日の旅行を予定していた。

「5 月1日から出掛けるど、それ以外だったら、有紀ちゃんの言う通りでいいよ」
と、快諾してくれる。

黒木は、ちょっと考えていたが、
「間に1日休みをいただけたら、ずっと夜勤でもいいですよ。工場でも、二交代勤務もあったから、大丈夫です」
と了解した。

早見拓也も、遥も、私に一任すると言ってくれて、目処はついた。


4月28日と29日は私が、
4月30日は宮沢施設長が黒木のトレーニング。

3日あれば、殆んどの事は覚えられるだろうから、それ以降は、拓也、遥、深津さん、私と、ローテーションを組む。

黒木の休みの日は、遥とわたしで夜勤を引き受けた。

「昼間のスタッフが少なくなるから、みんな大変でしょうけど、よろしくお願いします」
私は頭を下げた。

「大丈夫だよ。宮沢さんが昼に入ってくれるし、私も久しぶりに、フロアー頑張るから」

佐久間さんがいって胸を叩いた。

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