ユリの花咲く
第4章 夜勤
今夜は平和に過ごせるかも・・・。
そう思いながら、幸枝さんの11時のトイレ介助を黒木に教えている時、平穏は破られた。
「あああっ!いいわ!おまんこ!おまんこ!」
闇を切り裂くような、潤子の声。
黒木さんと顔を見合わせて、凍りつく。
「とりあえず、潤子さんが暴れないように見てて!私は、幸枝を先に寝かせるから!」
「はい!」
と言って、黒木がトイレから飛び出して行った。
「何事かねえ?」
幸枝さんは、驚いて私に訊ねた。
「大丈夫よ、幸枝さん。とりあえず、ベッドに戻ろうか?」
幸枝さんに腕を持たせて、ベッドまで誘導する。
その間も、潤子は奇声をあげる。
「ああ、ほしい!おちんぽほしいよぉ!」
全裸で起き上がろうとする潤子の肩を、黒木が必死で押さえている。
「兄ちゃん!チンポ!おちんぽいれてぇ!」
押さえる黒木に、潤子が叫んでいる。
その時、個室の引き戸が開き、山田が顔を覗かせる。
「なんだ!やかましいぞ!」
山田が出てくれば、収拾がつかなくなってしまう!
私は幸枝さんを寝かせて、個室に走った。
「山ちゃん、何でもないから、もう寝てて!」
私は、山田を部屋に押し戻すが、なかなか戻ろうとしない。
私は深呼吸して、低い声で、山田を睨み付けた。
「山田さん。寝て下さい」
「だったら、静かにさせてくれよ!」
数秒間のにらみ合いの末、山田が視線を外して、ベッドに戻った。
潤子は、
「離せ!離せ」
とうわ言のように言いながら、手で自分の性器を愛撫している。
「黒木さん、離してあげて」
何か言いたげな黒木に、もう一度言う。
「離してあげて」
納得いかない顔の黒木に、私は静かに言う。
「それ以上は、虐待になるから・・・。」
黒木はハッとしたように手を離した。
「更衣室から、もう一枚、パーティションを持ってきて」
私は指示を出した。
黒木は走って、パーティションを運んできた。
そう思いながら、幸枝さんの11時のトイレ介助を黒木に教えている時、平穏は破られた。
「あああっ!いいわ!おまんこ!おまんこ!」
闇を切り裂くような、潤子の声。
黒木さんと顔を見合わせて、凍りつく。
「とりあえず、潤子さんが暴れないように見てて!私は、幸枝を先に寝かせるから!」
「はい!」
と言って、黒木がトイレから飛び出して行った。
「何事かねえ?」
幸枝さんは、驚いて私に訊ねた。
「大丈夫よ、幸枝さん。とりあえず、ベッドに戻ろうか?」
幸枝さんに腕を持たせて、ベッドまで誘導する。
その間も、潤子は奇声をあげる。
「ああ、ほしい!おちんぽほしいよぉ!」
全裸で起き上がろうとする潤子の肩を、黒木が必死で押さえている。
「兄ちゃん!チンポ!おちんぽいれてぇ!」
押さえる黒木に、潤子が叫んでいる。
その時、個室の引き戸が開き、山田が顔を覗かせる。
「なんだ!やかましいぞ!」
山田が出てくれば、収拾がつかなくなってしまう!
私は幸枝さんを寝かせて、個室に走った。
「山ちゃん、何でもないから、もう寝てて!」
私は、山田を部屋に押し戻すが、なかなか戻ろうとしない。
私は深呼吸して、低い声で、山田を睨み付けた。
「山田さん。寝て下さい」
「だったら、静かにさせてくれよ!」
数秒間のにらみ合いの末、山田が視線を外して、ベッドに戻った。
潤子は、
「離せ!離せ」
とうわ言のように言いながら、手で自分の性器を愛撫している。
「黒木さん、離してあげて」
何か言いたげな黒木に、もう一度言う。
「離してあげて」
納得いかない顔の黒木に、私は静かに言う。
「それ以上は、虐待になるから・・・。」
黒木はハッとしたように手を離した。
「更衣室から、もう一枚、パーティションを持ってきて」
私は指示を出した。
黒木は走って、パーティションを運んできた。