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一時を悠久の時へ

第15章 戸惑いの祝

そんな俺達に吽形がほとほと呆れた顔をして

吽「阿形も笑ってますけどわかってます?
初潮がきたって事はこれから華炎は
どんどん大人になっていくんですよ」

阿「へっ?!そりゃそうでしょ?
喜ばしい事じゃん」

吽「喜ばしい事ですよ
来年は十三祝いですしね」

阿「十三祝い…淡河…話すの?」

淡「あぁ…決まり事だからな」

阿「大丈夫だよね?華炎…」

吽「それは…華炎がよくよく考えて決める事
私達にはどうする事も出来ませんからね」

阿「そうだけど…僕はこれからも一緒がいい」

淡「それは俺達もだが…」

吽「私達は事実を伝えるだけです
今はそれよりも今日の祝です
淡河は部屋を片付けて下さい
阿形は足りない材料を集めて来て!
ほらほら!早くしないと!」

吽形に急かされて阿形と働かされた

俺…これでもここで…

いや今じゃ神の中でも

かなり位は高くなったんだけどなぁ…

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