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一時を悠久の時へ

第16章 祝い事

夕方には華炎も学校から戻り

宿題や吽形の手伝い等をして普段通り

だけどやっぱり少し元気が無いように見える

あまり気を使ってもまた怒られせてしまうかと

目の端に気に掛けながら祝の夕餉になった

淡「今日は華炎の祝だ」

阿「おめでとう華炎
沢山食べてもっと大きくならなきゃね」

吽「華炎おめでとう
大きくなって欲しいけど
無理に食べなくてもいいからね」

華「…みんな…ありがとう」

ちょっと照れながら皆の祝の言葉に返し

食べ始めたがいつもよりも食が進んでいない

いつもの様に会話はするし笑いもするが

それも少しぎこちなく

やはり初めての事で戸惑いや体が辛いのか?

阿形もそれは察してはいるから

場を和ませようとそれとなく振舞う

ここは吽形に任せた方がいいか…

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