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一時を悠久の時へ

第2章 この子誰の子

淡「では雛、ここは少し冷えてくる
御社に入るぞ」

扉を開けて招き入れようとしたが

ふるふると首を横に振る

淡「どうした?早く入れ」

雛「おむかえ…うごいちゃ…めって…」

その女…迎えに来る気はあるのか?

阿形と吽形に目をやれば

首を横に振って期待はできなさそう…

淡「中に入るだけだ、迎えが来れば直ぐに解る
それに腹も減っているだろう?」

タイミング良く『ぐぅ〜っ』と雛の腹が鳴る

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