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一時を悠久の時へ

第3章 満たす

淡「さて…雛は何か好きな食べ物はあるか?」

何か食べさせなくてはと思うが

此処に今あるのは備えられた供物のため

酒やそれに合うような物は多いが

子供の食べれそうな物は限られてくる

雛「えっと…たべもにょ」

そうか…好き嫌いなどと

言ってられなかったのだろう

取り敢えず供物の中にある

子供が食べれそうな果物やお菓子を置く

淡「どれでも好きな物を食べよ」

雛「…いい…の?」

目の前に出された物を

キラキラとした目で見ながらも

下手に手を出して叱られないかと

怯えの色が顔に浮かぶ

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