テキストサイズ

一時を悠久の時へ

第21章 道を選ぶ

阿「ありがと〜!華炎〜!」

そのまま華炎の膝に乗り頬を擦り寄せる阿形

吽「本当に…華炎っ…あんたって子は…」

吽形が困ったような口振りをしながら

華炎の背中にそっと寄り添いながら

尻尾でハタハタと背中を撫でるように叩く

こいつらを親代わりにしたのは

確かに俺だし…

猫の姿だから華炎と戯れ合う姿は

更に微笑ましい…けど…

そこに素直に混ざれるわけないし…

吽形が訳知り顔でニヤつくから

ちょっとムカつくぞ…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ