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一時を悠久の時へ

第5章 時は巡り

着いたのは雛の家…

何処かで事故に合った訳では無さそうだ

怖がらせないように人形に変わり

部屋には雛しか居ないのを木の葉から報告され

パチンと指を鳴らして窓の鍵を開けて部屋に入る

途端にムワッと熱気が体にまとわりつく

今年の夏は特に暑く連日猛暑が続いていた

グッタリと床に寝転ぶ雛に駆け寄る

淡「雛!大丈夫か!しっかりしろ!」

抱き上げた体が異常な熱さだ

明らかに熱中症だろう

雛「うっ…あっ…おう…ちゃ…」

薄く開いた目がぼんやりと俺の姿を捉えたらしい

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