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一時を悠久の時へ

第5章 時は巡り

淡「雛!もう大丈夫だからな」

阿「淡川!指示をくれ!」

吽「貴方はまだ傷を治す事は出来ますが
内科的治癒は無理なんですよ!」

淡「そんな事…言われなくてもわかってる!
阿形!取り敢えず飲み物を持って来い!
吽形!体を冷やす氷を取ってくれ!」

指示が出た事でパタパタと動き出す二人

阿「はい!水しか無かったけど」

阿形から渡されたコップを

雛に握らせて飲んで貰おうとしても

握る力など無く、意識が朦朧としているためか

殆ど口から溢れていってしまう

吽「淡川!駄目だ!この家、氷無い…
てか…冷蔵庫に食料になるようなのも無いよ」

二人が心配そうに雛を見つめる

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