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一時を悠久の時へ

第11章 異変

淡「大丈夫だ…籠目が俺達と共に来るなら…
この暮らし…此処に居た事は無かった事になる
それは嫌か?」

まだこの世から籠目がいなくなる訳では無い

単なる神隠しにしてもいいが

それだとこの母の日頃の言動から疑いが生じる

それだけならまだ良いが

このお人好しの男を巻き込む事になる

何より籠目がこんな母でも気にかけている

ならば…不本意ではあるが

この女は子供など初めから居なかった事にする

かなり手間は掛かるが籠目の為…

それにこの日の為に修行を積んだのだから

そんな手間ならなんとも無い

籠「…いいよ…ママしあわせになる?」

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