テキストサイズ

一時を悠久の時へ

第13章 約束事

淡「さぁ、先ずは朝の支度だな
顔を洗って朝飯を食べてから話をしよう」

差し出した手を遠慮がちに繋ぐから

ぐいっと引き寄せて抱き起こす

ちょっとびっくりした顔をしたが

直ぐに笑ってくれたのでそのまま手を繋ぎ

洗面所で身支度を整え台所へ行けば

既に阿形と吽形が朝食の準備を終えて

待ち構えたように華炎に挨拶するから

華炎もにっこり笑って返す

初めて感じる一家団欒で

なんだか擽ったいが悪く無い

ストーリーメニュー

TOPTOPへ