テキストサイズ

一時を悠久の時へ

第13章 約束事

淡「そうか…それでも決まり事だからな
二つの世界の決まり事を覚えるのは
かなり厳しいぞ華炎
それが出来なければこの先
俺達と共に暮らすのは無理だ
その覚悟はあるか?」

半ば無理矢理連れ去ったのに

理不尽な決まり事をさせようとするのは

心苦しいがこれが出来なければ

例え共に暮らしても束の間にすぎない

華「わかった、がんばる」

幼いながらも決意に満ちた目に少しホッとする

淡「そうか、ならば人間界では
学校へ行かねばならない
阿形と吽形を保護者とする」

阿「えっ?!淡河が保護者じゃ無くていいの?」

淡「俺は遠出もあるからな」

吽「それに保護者だとゆくゆくはね…」

阿形の疑問に応えたら吽形に

含みのある言葉を投げかけられて

思わず苦笑する

ストーリーメニュー

TOPTOPへ