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一時を悠久の時へ

第13章 約束事

その日から華炎達はこの神社の世話役として

敷地の裏に小さな家を建てて昼間は学校へ

後の時間は神社の掃除やらをしながら

神の世界の決まり事や祝詞や呪術等

覚え事が多くいつ根を上げるかと心配したが

大変ながらも楽しそうに覚えていく

阿形と吽形も本当の親のように可愛がるが

躾もきちんとしてくれるし

褒めるのも叱るのも全力でしてくれるから

華炎も今では『ととさん』『かかさん』と呼ぶ

俺も華炎のおかげで人として出来なかった

普通の生活を遠巻きに見守ったりし

幸せな時が過ぎていった

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