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一時を悠久の時へ

第14章 知る時

慌てた様子は無いが何かあったのか?

淡「何があった?取り敢えず入れ」

スッと開いた障子から滑り込む様に入ってきた

吽「お伝えしなければならない事が…」

淡「この地に何か問題でも起きたか?」

吽「この地は概ね平和です
お伝えしなければならぬのは華炎の事」

淡「華炎に何かあったのか?!」

華炎の事でと言われ一瞬取り乱したが

その割には吽形が落ち着いていたので

慌てて平静を取り戻す

吽「ククッ…あなたが慌てた姿…
久しぶりに見ましたね」

畏まってた吽形がいつものように皮肉る

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