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一時を悠久の時へ

第14章 知る時

吽「昨夜、華炎は子供を卒業しました」

淡「子供を卒業?」

吽「はぁ〜、相変わらず鈍いですね
初潮が来たんですよ
これで華炎の体は大人の仲間入りです」

淡「えっ?!あっ…そっ…そうか」

吽「今日は祝の赤飯にしますね」

淡「あぁ任せた」

そうか…ますます華炎も大人に近付いたか…

吽「で?どうするんです?」

淡「ん?どうするとは?」

吽「華炎の体も大人になりましたし
何より来年は十三祝いの歳ですよ」

淡「そんな事…言われなくてもわかっておる」

吽「じゃあ…話すんですね?」

吽形の声に戸惑いが混じる

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