ブルー・ブルー
第1章 1
「ふーん、結局また乗せられてんじゃん」
お昼休み、親友の里穂ちゃんに奴との出来事を話していると彼女は痛すぎる言葉を吐いた。
「ああ、ほんと……。どうやったら上手く断れるんだろう」
項垂れながらカツ丼定食が乗ったお盆を空いている席に置くと、遠くの方で女子に囲まれている奴が見えた。ほんと、どうして私なんだろう。
実は、今日のように上手く断れず何度か二人でお食事に行っている。何とか他の人を巻き込み二人きりじゃないお食事を含めたら結構な回数。これでも冷たくしているつもりなのだけれど、奴には効かない。全く気にしていない。何故だ。メンタルが強すぎる。
「でもさー、どんだけ冷たくされても結局セックスさせてくれたら期待するでしょ」
「うっ……」
「完全にあんたが悪い」
里穂ちゃんの言う通りすぎて何も言えない。確かに奴と私はそういうことをしたことがある。しかも一回ではなく、複数回。
お昼休み、親友の里穂ちゃんに奴との出来事を話していると彼女は痛すぎる言葉を吐いた。
「ああ、ほんと……。どうやったら上手く断れるんだろう」
項垂れながらカツ丼定食が乗ったお盆を空いている席に置くと、遠くの方で女子に囲まれている奴が見えた。ほんと、どうして私なんだろう。
実は、今日のように上手く断れず何度か二人でお食事に行っている。何とか他の人を巻き込み二人きりじゃないお食事を含めたら結構な回数。これでも冷たくしているつもりなのだけれど、奴には効かない。全く気にしていない。何故だ。メンタルが強すぎる。
「でもさー、どんだけ冷たくされても結局セックスさせてくれたら期待するでしょ」
「うっ……」
「完全にあんたが悪い」
里穂ちゃんの言う通りすぎて何も言えない。確かに奴と私はそういうことをしたことがある。しかも一回ではなく、複数回。