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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第7章 隠しきれないもの

怖くなって、全身を確認する。
怪我はしておらず、出血の後は見られなかった。
まさか……

わたしはそっとタオルであそこの間を拭いた。
嫌な予感は的中して、思った通りの場所から少量の血が出ていることを知る。

生理……?
でも出血は直ぐに終わって、もう一度拭いても血は着かなかった。

「気のせい……だね……」

春ちゃんと優に、なんとなくバレたくなくて、タオルの血の着いた部分をよく洗って、その部分を内側にすると、洗濯カゴに放り込んだ。

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