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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第7章 隠しきれないもの

そわそわと手早く髪を乾かしているうちに、今度はツーンとあそこが痛くなってくるのを感じた。痛みは下腹部の方へと浸透するように、どんどんと広がってゆく。

痛みの原因がわからなくて、怖かった。
痛いのはおかしいことなのかもわからず、ただただ焦りながら髪を乾かす。

脱衣場から出てすぐに、トイレに駆け込んだ。
トイレトペーパーで、恐る恐る拭いてみるも、血は全然つかない。
やっぱり、思い違いだったかな、と思って、でも痛むあそことお腹に身をかがめながら、トイレから出た。

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