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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第9章 アメとムチと無知


俺はコーヒーを淹れて、冷蔵庫からチョコレートを取り出すと、優に手渡す。

「お疲れ様」

マグカップを2つ、ローテーブルに置いた。リビングのソファに向かい合って座る。
優のコーヒーには、牛乳と砂糖を入少しれた。

「優、好きでしょ、このチョコレート」

「あぁ。ありがとう」

咲が寝たあとに、2人で夜を過ごす。
何をするわけでもない時間。
最近は、お互い忙しくしていたし、咲もいるしで、そんな時間もあまりとれていなかった。

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