テキストサイズ

優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第10章 夏の訪れ

「痛くなってきた?」

徐々に縮こまっていくわたしを見ながら、春ちゃんが言った。コクコクと頷くと、春ちゃんがソファに横たわるわたしの近くへ来る。足元の方へ座るとブランケットを掛けて、わたしのお腹を優しくさすった。

春ちゃんの撫でてくれる手が心地よくて、うとうとと、そのまま眠ってしまう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ