優しく咲く春 〜先生とわたし〜
第13章 定期検診のお知らせ
「さっちゃんは?」
「うーん……」
そう聞かれて、少し考える。
自分の中だけで、考えていたことを言ってみようかどうか。でも、いっちゃんから話を聞いたあとに、わたしも自分の気持ちを話してみたくなった。
誰にも言ったことがないこと。
「……わたしはね、井田先生のお陰で、動物も植物も好きになったから。お世話するのを、続けたいなぁって思ってるよ。いまよりもっと、勉強したい」
これは、優と春ちゃんと3人で暮らすうちに、漠然とやりたいと思ってきたことだった。
それまでは、高校に行くことも、今の学校で中学生を続けることすら、危うかった。
だけれど、優と春ちゃんに出会ってから、やりたいことをしっかり自分でやりたいと言えるようになった。
もっともっと、動物や植物の勉強をしてみたい。
「さっちゃん、人に説明できるくらい詳しいもんね」
「うん、井田先生の受け売り。でももっと自分でも詳しくなりたいんだ」
「うーん……」
そう聞かれて、少し考える。
自分の中だけで、考えていたことを言ってみようかどうか。でも、いっちゃんから話を聞いたあとに、わたしも自分の気持ちを話してみたくなった。
誰にも言ったことがないこと。
「……わたしはね、井田先生のお陰で、動物も植物も好きになったから。お世話するのを、続けたいなぁって思ってるよ。いまよりもっと、勉強したい」
これは、優と春ちゃんと3人で暮らすうちに、漠然とやりたいと思ってきたことだった。
それまでは、高校に行くことも、今の学校で中学生を続けることすら、危うかった。
だけれど、優と春ちゃんに出会ってから、やりたいことをしっかり自分でやりたいと言えるようになった。
もっともっと、動物や植物の勉強をしてみたい。
「さっちゃん、人に説明できるくらい詳しいもんね」
「うん、井田先生の受け売り。でももっと自分でも詳しくなりたいんだ」