
優しく咲く春 〜先生とわたし〜
第13章 定期検診のお知らせ
「咲ちゃん、自分で脱げるよね? 脱いだら籠に入れて、椅子に座ってね。バスタオルはかけていいよ」
早乙女先生にそう言われて、おずおずと頷いた。
なんて言ったって、あの優と春ちゃんが怯えていたわけだから、ここでしっかり治療と向き合わないと、わたしも怒られそうだった。
カーテンを閉めて、ズボンと下着を外すと、タオルを下半身にかけて、例の椅子に腰掛ける。
脱ぐとスースーと嫌な心地。
座ってタオルをかけると同時に、春ちゃんがカーテンの向こうから出てくる。
わたしの頭を撫でてから、「図鑑、必ず買いに行くからね」と囁いたので、しっかり頷く。
「じゃあ、動くね。咲ちゃんしっかり座っててね」
カーテンの向こうの早乙女先生の声と同時に、椅子がゆっくりと動いた。頭が低くなって、足が持ち上がって……大きく開かれていく。
その恥ずかしさに息を止めてぎゅっと目を瞑る。目を瞑ったら目じりに溜まった涙がこぼれ落ちた。
早乙女先生にそう言われて、おずおずと頷いた。
なんて言ったって、あの優と春ちゃんが怯えていたわけだから、ここでしっかり治療と向き合わないと、わたしも怒られそうだった。
カーテンを閉めて、ズボンと下着を外すと、タオルを下半身にかけて、例の椅子に腰掛ける。
脱ぐとスースーと嫌な心地。
座ってタオルをかけると同時に、春ちゃんがカーテンの向こうから出てくる。
わたしの頭を撫でてから、「図鑑、必ず買いに行くからね」と囁いたので、しっかり頷く。
「じゃあ、動くね。咲ちゃんしっかり座っててね」
カーテンの向こうの早乙女先生の声と同時に、椅子がゆっくりと動いた。頭が低くなって、足が持ち上がって……大きく開かれていく。
その恥ずかしさに息を止めてぎゅっと目を瞑る。目を瞑ったら目じりに溜まった涙がこぼれ落ちた。
