優しく咲く春 〜先生とわたし〜
第16章 3人の年越し
2
それで、深夜0時前。
ふと、思いついたのは、生理前の治療のこと。
枕元にあったスマホで、生理予定日を見ると、明後日。
つまり、明日の夜、優と春ちゃんの治療が待ち受けていることになる。
……憂鬱だ。春ちゃんとは喧嘩したままだし。
いつも通り、春ちゃんに抑えられて……足を広げられて、優に内診されるんだろうか……。
喧嘩したままだったら無言なのかな。
『咲、気持ちいいところ、集中して』
無駄に春ちゃんの囁く声が、生々しく脳内再生されていて……恥ずかしいはずなのに、体の奥が熱くなってしまっていた。
じんわり、あそこが熱くなってきてしまって、下着が濡れる感覚があった。
「……?! も、漏らした……?」
慌てて、でも恐る恐る下着の中に手を突っ込んで、確認する。濡れた、と思ったのは、おしっこを漏らしてしまったわけではなくて、生理の穴から何かが出ているようだった。
手で掬うと、敏感なところにも触れてしまい、体が震える。
……気持ち良さを認めざるを得なかった。