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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第4章 それぞれの午後7時

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7時とはいえ、延びるんだろうなぁ。

カレーを火にかけながら、ひとり、優の帰りを待つ。優の不規則勤務や、居候の時のくせで、家事全般は何となく俺がこなしている。
家事は苦ではない。
元々考え込むタイプだから、何かやることに専念する方が気持ちとしても楽だ。
畑仕事や動物の世話も、そういった理由で向いているところもあると思う。

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