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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第4章 それぞれの午後7時

「かわるよ」

交代して、今度は俺が胸骨圧迫を再開した。

「春斗……あの時とは違うぞ。絶対助ける」

俺はその言葉に大きく頷く。

「わかってる」

2人で胸骨圧迫を交代しながら、救急車が来るのを待つ。

幸い、それから5分もしないうちに救急車が到着して、その間に彼女の心拍が戻った。

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