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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第5章 入院

胸の音を聞いたあとは、せめてもの力で握っていた布団を、いとも簡単に剥がされて、ズボンと下着を外される。まだ声も上手く出ず、抵抗することもできずに、澤北先生になされるがままだった。

「ごめんな、足ちょっと立てるぞ」

そう言われて、軽々と足を持ち上げられて、大きく左右に足を割り開かれた。

「や、だ……」

せめて、息ばかりの声で抵抗する。

「すぐ終わらせる、じっとして」

先生がゴム手袋をはめ新しい管を用意する間に、足を閉じようとすると、それを見てすかさず言う。

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