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ヌードモデルを責めるには

第3章 詩織──拷問にかけられる

そりゃ確かに、今さら理恵ちゃんも挿入なしでは物足りないだろう。

しかし、縛ってどうする?

同意のないSMは犯罪と同じだ。

肌が命のヌードモデルである私は、うつ伏せの状態でバンザイの形の両腕をベッドに連結された。

あえて下半身をフリーにしたのは、
身悶えるお尻や、よじれる脚を見たいからに違いない。

案の定、すぐに始まった、鞭打ちの刑。

凶器は、恐らくは、革のベルト。

お尻への集中打は、素人ゆえの痛みを伴った。
「あひっ、あひっ、ああっ、あうぅ」

でもそれは素人ならではの、打点も定まらないバラバラな痛みを与えただけ。

それでも、なかばサービスのつもりで、私なりに悩ましく体をよじってみた。

迎合されていることも知らず、少年の独りよがりの責めは続き、
私は、感じる、というよりは疲れ、
やがて声も体も反応できなくなったが、もはや私の責任ではないはずだ。

飽きたのか、効果があったと勘違いしたのか、拷問は終わり、ロープはほどかれた。

私はすぐに鏡がある浴室に飛び込み、手首やお尻の被害状況を確認した。

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