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社会情勢のはなしっ

第29章 加計学園獣医学部の件

野党議員から、コロナより重要とされた「モリカケ桜」。

この3つ全てが、国民の生命を脅かすコロナ対策や国防、経済対策等を放置してまで、国会で議論することではありません。
もう決着済みかと思ったら、まだ取りあげようとする輩がいますので、とりあえずカケ。

この問題は、加計孝太郎氏(加計学園理事長)が今治市に獣医学部を新設するにあたって、友人である安倍元首相が便宜を図ったのではないかとされるもの。
ですが実際は、安倍元首相は冤罪の被害者(森友問題も濡れ衣…財務省のミスに菅野完氏らが画策。桜は、配慮が裏目案件。任意の事情聴取で不起訴)。

元首相が絡んでいるとの内容を証言したのが、前川喜平文科省事務次官(天下り斡旋で2017年1月辞任)。
マスコミは前川氏の証言を大々的に報道し、政府側に不正があるかのような印象操作を行いました。

対し、主な報道陣から存在を隠されたのが、加戸守行(かともりゆき)元愛媛県知事・元文部省官房長(昨年逝去)の証言。

「獣医学部は東日本に8割、西日本に2割と偏在。(家畜対応できる獣医師の不足の為)西日本に多い口蹄疫や鳥インフルエンザの深刻な被害に、自治体が充分に対応できない。
だから、今治市も愛媛県も懸命に誘致していた」

「10年間、我慢させられてきた岩盤規制にドリルで穴を開けていただいた。『歪められてきた行政が正された』というのが正しい発言ではないか」

「歪められた行政が、安倍総理によって正されたのが事実。それを公開の国会審議で公の当事者として明らかにしても報道しない」とも話されています。

本当の問題は、前川氏属する文科省と政治家と獣医師会との癒着。そして、極端な偏向報道です。
獣医師会の利権を守る為に、画策した勢力があります。

文科省は「医師、歯科医、獣医師、船員は新たな養成機関の設置を認めない」と告示(2003年)。
そして、地方創生担当大臣だった自民党石破茂議員らと国民民主党玉木雄一郎議員(父親は香川県獣医師会副会長)が組んで、「石破4条件」なる参入困難な獣医学部開設条件を作り、閣議決定(2015年)。

その条件の盲点をついて、加計学園と京産大が名乗りをあげ、獣医師会から「せめて一校に」と意見があり、加計学園が獣医学部新設。

というわけで、追及されるべきは、獣医学部新設を阻害しようとしていた人たち。

2021,9/15//

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