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社会情勢のはなしっ

第5章 味噌みそmiso!

「日本食を見直そう」とはよく言われますが、実際にどういいのか知らなかったんです。

椎茸がいいと言われても、僕は苦手だし。
あの魚が、この野菜が、と言われても、覚えてられなくて、結局、全部いいんやん!ってなってました。
そう思ってた矢先に見つけたのが日本食、味噌に関すること。

原爆症が発症しなかった被爆者10万人疫学調査では、そのかたたちの共通点は、1日3食味噌汁を食べる。
それは、味噌汁に含まれる酵母菌の抗酸化作用により、活性酸素の発生が抑えられたからとのことです。

これを知っていたヨーロッパの国々では、チェルノブイリ原発事故(1986年、旧ソ連)後に、味噌スープが飲まれたそうです。

味噌は原爆症に限らず、がんや脳卒中、心筋梗塞などにも予防効果があり、美肌効果、アンチエイジング効果、整腸作用も期待できるといわれています。

塩分が気になるかたは、カリウムを多く含む緑黄色野菜、芋、ワカメを具にすると、余分な塩分は体外に排出されやすくなるそうです(カリウム摂取制限のあるかたは、この限りではありません)。

日本でも研究されていますが、どういう意図か、ケチをつけている人もいます。

ケチをつける背景としては、さまざまな利権も考えられるので、過去にこんなことがあったよということで、以下に書いておきます。

1950年代から、アメリカ国内で余った小麦、トウモロコシ、牛肉などの食物を日本等の他国に買い取らせようという戦略が打ちだされました(1954年、余剰農産物処理法等)。

そのために日本では、学校給食にもパン食が登場し、日本食よりも欧米食が優れているなどのキャンペーンも行われました。

人類の理想の食事として江戸時代の日本食をとりあげた『マクガバン・レポート(1977年)』を発表した大物アメリカ上院議員は、全米肉牛生産者協会、米国食肉協会、製薬会社(薬づけ家畜や不健康な食事による体調不良→薬が売れる)等から猛反発にあい、政治生命を失速させられています。

日本食が流行ると、困る国や団体があるんですね(ただし、味噌も輸入大豆が多く使われています。がんばれ、国産大豆!)。

1日3食味噌汁は難しいけれど、できるだけ食べようと思いました。
あ、僕は味噌を含む食品関連業者ではありません。
そして、重度たんぱく質不足を招くマクロビはおすすめしません。

2021,5/13//

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