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社会情勢のはなしっ

第7章 GHQによる国語改革

15~17世紀は大航海時代とはいいますが、アジア・アフリカ・アメリカ大陸などに住む有色人種にとっては、惨憺たる隷従時代、大侵略時代の始まりです。

そのなかで、抗った日本。
日本と戦った連合軍は、日本人の強さをとてつもない脅威に感じたようです。
武力だけではなく、精神的に強い。

また、日本が欧米に立ち向かったことで、欧米に虐げられていた他のアジア諸国も「アジア人でもできるんだ!」と反旗を翻しました。

だから、日本人は、再び立ちあがらせてはならない。
そんな強い日本人を作りあげた文化や伝統は、排除しなければならない。

未来永劫にわたる日本の弱体化を目論んだGHQは、日教組を作らせ、日本国民に自虐史を植えつけ、これまでの日本の考え方は間違っていたんだから、改めれば幸せになれますよと導いていきました。

そのひとつに『漢字全廃計画』があったみたいですね。
全廃は叶えられていませんが、旧字体から新字体(例:櫻→桜)になったり、当用漢字の指定(使用漢字の制限)をされたようです。

『日本語のローマ字化』も考えられたようですが、その経過がおもしろい。
「日本人は難しい漢字を使うから、文字を覚えられないんだ。だから、民主化が遅れるんだ」と言って調査した結果、日本人の漢字識字率が意外に高かった!→GHQ、断念っ。
(注:戦前の日本は民主化してなかったわけではなく、日本独自の民主主義だっただけです)

当時、洗脳されたためか、「日本の国語を英語やフランス語にすれば?」などの国語外国語化論(←読みにくい)なんて主張しだした日本の大臣や文学者までいたとか。

日本語が残っていてよかったー。

2021,5/15//

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