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メランコリック・ウォール

第34章 大晦日


さらにぎゅっと抱かれると、お尻になにか違和感がある。


「…?」


「…ごめん、俺まだまだ若いみたい。」


彼はクスクスと笑い、私は生々しいその感触に赤面した。


「すぐおさまるから。もうちょっと待って」

「ん…。」


昨夜の名残だろうか。

硬くなったものが肌に触れていると、なんだか下半身がジンジンと熱を持つ。


起きたばかりで、こんなに陽も差し込んでいるのに、すぐにでもキョウちゃんのが欲しい…と思ってしまう。


すりすりと指で肩を撫でられ、ピクリと反応する。


「キョウちゃん…」

「ん?」


「…このまま、…する…?」


ハッと、彼が驚いたのが分かった。

同時に、臀部に押し当てられていた肉棒がぐぐっと反応した。


「…どうした?めずらしいじゃん」

するりと私の太ももを撫でながら、キョウちゃんは色っぽい声で言った。


「ん…分からない。したく…なっちゃった…」


私の発する言葉で、硬くなったものがムクムクとさらに大きくなっていくのが恥ずかしくも嬉しい。


彼がうしろから割れ目に指を添わせると、そこはもうネットリと糸を引いていた。


「んっぁ…はぁっ…ー」

「んぅ…マジでしちゃうよ?」

「うん…」


何だか彼が欲しくてたまらない。


臀部に当たっている肉棒の先が、ねばついたいやらしい汁で濡れている。


自らお尻を突き出し、秘部を彼の肉棒にぬるりと擦り付けた。


「アキ…っ」

「あぁっ…ん」


キョウちゃんは肉棒を掴んで上下になすりつけた。


たっぷりと濡れたそこは、今すぐにでも迎え入れることが出来る。


「挿れていいの?」

「んっ…。して…」


彼は短い息を吐き、一思いに奥まで突き上げた。


心地いい痛みが襲い、やがてすぐに滑らかになる。



「はぁっ…ーはっ…ーはぁっ…っ」

耳元に感じる彼の熱い息と、後ろからの深いピストンに息が止まる…ーー


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