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貴方がマゾに堕ちるまで

第1章 彼女との出会い

風俗店を検索する自分。

多種多様な風俗店の紹介サイトを色々と見ながら、ある一つの店に目が止まる。

それはソフトSM系の風俗店だった。

黒いエナメル素材のコスチュームに手枷や口枷をされたM女の写真が溢れていた。

SMというのは知識としてそういう世界があるのは知っていたけど、実際にした事はないし、する事もないと思っていた。

だけど、写真を見るほどに自分の中の欲求は高まっていた。

意を決して電話をかける。

何度かコールを鳴らすと電話が繋がった。

聴こえてきたのは若そうな女性の声だった。

初めての利用と伝えるとSコースとMコースがありそれぞれソフトとハードがあるが初回はソフトコースをお勧めされた。

責められるのは怖いので、ソフトのSコースを希望した。

すると、指名料はかからないが数人、空きがあるらしくご希望は?と聞かれたが結局は受付の女性がオススメの女の子が来る事になった。

電話を切り、静まり返った部屋で風俗を呼んでしまった事への罪悪感に苛まされる事になった。

そんな中待つ事20分

コンコン

部屋のドアがノックされる。

ついに来ちゃった。本当に呼んじゃった。

そんな思いと紹介サイトの写真を思い出しながら、このドアの向こうにいる女性を責めれる。そんな事を思いながらドアを開ける。

こんばんは。はじめましてー。私で大丈夫ですかー?

と聞かれたが・・・そこにいたのは知った顔

いつも朝、通勤時に見かける向かいに住んでる奥さんだった。

いつもより少し化粧してる感じはあるけど、一目でわかってしまった。

自分の驚きの表情に・・・向こうも気がついたらしい。

『あらら・・・まさかこんな所で・・・とりあえず通路だと目立っちゃうんで・・・どうするかは別として、中に入れてもらっても大丈夫ですか?』

彼女の言葉に

慌てて頷く自分。顔が真っ赤になった。どうするのが正解なのか。

頭の中で色々考えるけど、半ばパニックになってしまい真っ白になってしまう。

『とりあえず落ち着きましょう?私は別に構いませんから。キャンセルとかチェンジもできますよ?』

彼女の言葉に少し落ち着きを取り戻した。

『あ、あの奥さんは・・・良いんですか?』

『ふふ・・・どういう意味で良いのかはわかりませんが・・・とりあえずチェンジとかはしなくて大丈夫って思っていいのかしら?』

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