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そして愛へ

第1章 そして愛へ

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 とってもいい気持ちです。進さんのからだがあったかくて、安心するような感じです。スキンシップって、こういうことなんだなと思いました。進さんは、わたしがこの気持ちよさを感じるように、裸になるように言ってくれたんだわ。この気持ちよさも、セックスなんだわ。このまえ、進さんが話してくれたことが、わかった感じです。
 わたしがそう思っていましたら、
 「もうすこし抱いててほしい?
  クリトリスを舐めてほしい?」
 「このまま抱いててほしいです」
 「舐めてほしくなったら、言ってね」
 「言えるかなぁ」
 「まぁ、かおりさんの感じでわかるかもしれないけどね」
 「そうだと思います」
 進さんは、優しく抱いていてくれまして、わたしが笑うような話をいっぱいしてくれるのです。わたしはもう、笑いっぱなしでした。進さんがからだを揺すって笑いますので、わたしのあそこのところに触れている進さんのあれも、揺れるのです。
 進さんは、窮屈じゃないのかなと思いました。わたしのあそこのところは柔らかいといっても、押さえられているのですから。わたし、クスッと笑ってしまいました。
 「なに、かおりさん」
 「ううん。窮屈そうだなって」
 「なにが?」
 「なにがって。進さんの…」
 「私のあれが?」
 「ええ」
 「じゃあ、かおりさん。納めさせてもらえる?」
 「いまは、まだイヤ」
 「いつなら、いいの?」
 「あとで」
 「あとで、どこに納めさせてもらえるの?」
 「進さん、エッチ」
 「じゃあ、きょうは納めないでおこうかな」
 「ごめんなさい。納めてください」
 「納めるだけでいいの?」
 「進さんのいじわる。もうしらない」
 「ごめん」
 「わたし、恥ずかしいんですよ」
 「なにが?」
 「セックスのことを言うのが」
 「そうでしょうね」

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