🕯️悪夢の神様🕯️
第4章 キスの種類!?
「――――君と一緒の家にいるだけじゃダメなのかな?…それとも、美希さんの勘違い?皇輝君が…睡眠安定剤って…やっぱり違うんじゃ…ん~…」
岳さんは顎に手を置きブツブツいいながら台所に向かう――――。
「…言いっぱなしっすかぁ~…俺…置いてけぼりっすかぁ~」
自分だって…未來ちゃんの“睡眠安定”だと言う自覚はない…。
しかし、二度にわたって未來ちゃんは俺の膝の上で爆睡して見せたのだ――――…信じて見たいが…、
この一週間――――…俺は未來ちゃんの顔すら見られていないのだ…。
「筋肉ばかり成長し…俺たちの恋の芽は成長しませんねぇ~」
俺は最近いい感じに固くなる二の腕を撫でながら嘆く。
「腕枕の準備は出来てるよ未來ちゃん!」
「おい、筋肉作りはほどぼとにしなさいよ!未來のタイプはバランスの取れた細マッチョだ!」
「///ぅわぉ!――――美希さんいつから!!!」
「“ロリコン変態のココ空いてますよ”当たりから」
「そんなこと一言も言ってないっす!」