🕯️悪夢の神様🕯️
第4章 キスの種類!?
ぶっちゃけ…みんな心配している…。
昨日から…未來ちゃん食事をとっていない気がするのだ…。
しかも、昨晩から動くスピードも…大分遅く…ウロウロ…からノロノロ…的な感じである。
倒れる?いや――――倒れた?と、何度も美希さんが様子を見に言っているが、普通に起きているらしい。
「じゃぁ――――よろしくね…、何かあったらすぐに連絡して!」
出勤前、玄関まで二人を見送る俺に岳さんが言う。
美希さんは先に玄関をでで「行ってきます!」と、俺に手を振っている。
「はい――――…二人ともお気をつけて」
二人を見送り、玄関を施錠する。
――――静かだなぁ…
静まり返った家を見渡し――――…それでも未來ちゃんの気配を2階に感じられる。
「顔を――――…見たいなぁ…」
一目惚れし、ここまで気になった子は…人生初である。
俺は未来ちゃんを……運命の人だと……思っている。
未来ちゃん的には――――迷惑な話かも知れないが…。