🕯️悪夢の神様🕯️
第6章 放火犯の素顔
「町内会の会長に言ったところで……信じてもらえないのがオチだろうなぁ…」
岳さんのため息が部屋に広がる――――…
「そうだ!不審者の情報を流すとかは?未來の似顔絵もあることだし!」
俺は、美希さんの提案に…ソッと未來ちゃんの描いた犯人の似顔絵を二人の目の前に出す…
「――――こ、これは…化け物?」
「ゴブリン?」
「未來画伯の、犯人の似顔絵です」
「「・・・・」」
――――分かる…分かるよ!!!その反応!
「うん!似顔絵は……一旦…置いておこう!」
岳さんの切り替えの早さに…胸を撫で下ろす…。
二人とも未來ちゃんの画力を知らなかったらしい。