🕯️悪夢の神様🕯️
第6章 放火犯の素顔
――――チュッ…チュゥゥゥ…
「ふぅ……落ち着いたかな?」
唇を離すと――――…俺は未來ちゃんを抱き締めてホッとした。
気を失ったが――――すぐに…寝息となった。
「ふぅ――――…危機一髪…」
が――――…凄い視線を感じ…振り向く…
「落ち着かんわ!なに?あれ――――なに?…アレ!?はあ?!あんな…キスを見せられて!!!落ち着く分けないだろが!」
美希さんの動揺に動揺を重ねたようよな責めに俺は「しまった…」と、思うのだが――――…すでに時遅し…
美希さんの後で事を見守っていた岳さんの笑顔が――――一番怖かった!
「えっと――――過呼吸って…こうやって治めるって…聞いたような?聞かないような?」
「民間療法に近いので――――ビックリしました。あんな――――濃厚な口づけを未來ちゃんに……しかも…
「イッちゃう?」おいおい…イッちゃうって何?何処に?どちらへ?行かせるおつもりだったんだい!?
しかし、助かりました――――…落ち着いたみたいで…安心です」
――――安心って顔じゃぁないけどね?マジで岳さんの笑顔が怖い!