🕯️悪夢の神様🕯️
第6章 放火犯の素顔
「しかし――――こんなことは…初めてみたいですね?夢で話しかけられるって…しかも、危害まで加えられるって…」
ノートに書かれた日時は…放火される日だ…
「これって…出くわすって事でしょうか?」
「多分――――で、犯人を問い詰め…口論になり…首を絞められる…って事かな?」
岳さんはノートからその場の流れを予想した。
犯人と鉢合わせなんて…とんでもなく危険だ!
犯人は、犯行直後で…気が立っている!目撃者に危害を加えると言う話はよく聞く。
「――――犯行前に…止められたら…こんなことも…起きませんよね?」
俺は、腕の中で再び眠りに落ちた未來ちゃんを抱き締め…二人を見た。