🕯️悪夢の神様🕯️
第7章 勇気の結末
「ん?少年よ――――ジョギングか?いい汗の香りを漂わせているじゃないか!勤務中ながらも興奮してしまうな!」
「相変わらず大がつくほどの変態野郎だな!――――よく、同僚からクレーム来ないな!」
勤務中と言うだけあって、変態消防士は消防士の制服を着て――――後ろに部下を従えていた。
「ハハハ!心配ご無用――――!社内恋愛は俺的にNGだから!」
――――いや、そう言う意味じゃね~よ!
「す、すみません――――…って、あれ?君…この間のアパート火災の?」
「うっす――――ご無沙汰しています。松原っす」
「そうそう、松原君――――!君に連絡しようとしていたんだ!その後、どう?部屋とか支援してもらってる?」
変態消防士の後ろから顔をだしたのは、細身で長身の消防隊員――――…
救出劇があったあの場にいた1人で、藤谷(ふじたに)さんと言うらしく、階級は“消防副士長”だそうだ!
「あっ、気にかけてもらってすみません。
あのあと、住む場所を提供してくれる方とであって!今はそこにいます!
水道光熱費の申請やカード、火災保険の件は…紹介された窓口でど~にか対処してもらいました!助かったす!」
「それは何よりでした!――――って、ところでお住まいはここらへんなの?ジョギングしてるし…」
谷藤さんは俺の格好をみて質問してきた。