🕯️悪夢の神様🕯️
第7章 勇気の結末
小林さんから渡されたものを見て俺は「あっ」と、声を上げた。
「ん?少年、防犯に興味ありありかい?」
変態消防士が更に一歩俺に近づくから俺は大幅に一歩下がる!
「いや――――火災の被害者としては…マジで火…迷惑なんで」
チラシには火の元の注意が書かれていた。
「来週このあたりは、古本や古新聞等を回収する予定なんだ――――…朝の手間を省こうと、前日に資源を出しておく傾向か多くて…」
「あ~…火をつけたいヤツにしたら……いい火種っすからね…」
藤谷さんは「だから、用心を呼び掛けてたんだ」と、笑った。
藤谷さんと小林さんは優しく笑うと、新しいチラシを見つめる。